復職前、上司に電話した日。正直イヤだったけど、それでも連絡した理由

復職前、上司に電話した日。正直イヤだったけど、それでも連絡した理由

はじめに

復職を決めたあと、ぼくがまずやったこと。
それは「上司に連絡すること」でした。

たったそれだけのことなのに、正直、気が重くて仕方ありませんでした。
なにせ、休むきっかけになったのは、その上司との関係も大きかったからです。

でも、避けてばかりもいられない。
復職するには、どこかで自分の意思を伝えなければならない。
そう思って、ぼくはある方法を使って、なんとか連絡をとることができました。

連絡は1週間前。準備しておいたこと

復職の約1週間前、意を決して上司に電話をかけました。
とはいえ、いきなり話す自信はなかったので、まずは準備から始めました。

ぼくは自宅のパソコンに、伝えたい内容を実際に話す言葉で書き出しました。
いわば“話すためのメモ”です。

話す内容を整理しておけば、気持ちも少し落ち着くし、うまく言えなかったときにも助けになる。
そんな思いで、こんな感じのメモを用意しておきました。

たとえば、ぼくが書いたメモはこんな感じでした。
お疲れさまです。○○です。お忙しいところすみません。
このたび、復職についてご相談させていただきたくてお電話しました。
体調の方は、だいぶ落ち着いてきました。
主治医とも相談しまして、そろそろ復職を考えているところです。
まだ完全ではありませんが、管理職ではない形での業務であれば
やっていけそうだと感じています。
そのあたりも含めて、復帰後にご相談できればと思っています。
今日はそのご報告だけと思いまして、お電話しました。
よろしくお願いいたします。

※実際は、自分の言葉で大丈夫です。完璧を目指さなくてもいい。
大事なのは、「自分の意思を伝えること」だと思っています。

正直、イヤだった。でもやってよかった

電話をかける相手は、休職の原因のひとつにもなった上司。
正直、気が進みませんでした。

でも、「復職する」と決めた以上、どこかで気持ちを伝える必要がある。
その覚悟が、ぼくの背中を押してくれました。

電話では、あくまで「復職の意思がある」という報告にとどめました。
具体的な業務の内容や配置の話は、「それは復帰してから話そう」ということで終わりました。

それでも、そのやりとりができただけで、どこかホッとしたのを覚えています。
「ちゃんと伝えられた」という安心感が、次の一歩につながりました。

おわりに|無理のない方法で、気持ちを伝える

ぼく自身、話すのが得意なほうではありません。
特にメンタルが落ちているときは、言葉もうまく出てこなくなることもあります。

だからこそ、事前に「実際に話す言葉で」メモを書いておくという方法は、自分に合っていました。
たとえ声に出すのがつらくても、メールや文章など、他の手段を使ってもいい。
無理のない方法で、自分のペースで気持ちを伝えられたら、それで十分です。

これから復職を考えている人へ。
焦らず、自分のリズムで、ぼちぼち行きましょう。