降格して3ヶ月。変わったこと、変わらなかったこと
管理職を辞退して、3ヶ月が経ちました。
「降格」という言葉を聞くと、どこか暗いイメージがあるかもしれません。ぼく自身も、決断するまでは複雑な気持ちがありました。でも実際に3ヶ月過ごしてみて、「あのとき選んでよかった」と、少しずつ思えるようになっています。
今回は、降格前と後で何が変わって、何が変わらなかったのか。正直に書いてみようと思います。

3ヶ月、意外とあっという間でした。振り返ってみると、変化がたくさんあって……自分でも驚いています。
変わったこと
変わったこと① 責任の重さ
管理職のときは、自分の仕事をこなしながら、部下の仕事の進捗も気にして、上からの指示も受けて——という状態がずっと続いていました。頭の中がいつも「誰かのこと」で埋まっている感じ。
今は、目の前の作業に集中できます。それだけで、頭の中がずいぶん静かになりました。
「責任がなくなった」というより、「自分の範囲が見えるようになった」という感覚に近いです。
変わったこと② 帰る時間と、帰ってからの時間
降格後、帰宅時間が2時間ほど早くなりました。
残業や後片づけで遅くなるのが当たり前だったのに、定時に近い時間で帰れるようになった。最初は「こんなに早く帰っていいのかな」と戸惑うくらいでした。
その2時間で、YouTubeを見たり、パソコンで日記を書いたり、本を読んだり、ゲームをしたり、ガンプラを作ったりするようになりました。「自分のやりたいことをやる時間」が、ちゃんとある。
管理職のころは、そんな余裕がほとんどありませんでした。家に帰っても仕事のことを引きずって、気づけば寝る時間になっていた。あのころの自分と比べると、今の夜はずいぶん穏やかです。

前は「心の疲れ」が抜けなかったけれど、今は「体の疲れ」に変わった感じです。体の疲れは、寝れば回復する。それだけでずいぶん楽になりました。
変わったこと③ 朝の始まり方
管理職のとき、朝が一番しんどかったです。「今日もあの件どうしよう」「あの人の顔を見なきゃいけない」と、布団の中でぐるぐる考えてから起き上がっていました。
今は、起きる時間は変わっていないけれど、気持ちが違います。
仕事のことを考えずに、ゆっくり準備できる。慌てることなく家を出て、会社に着いても落ち着いて着替えて、仕事に取り組めるようになりました。

「朝が怖くない」というのは、ぼくにとってはかなり大きな変化です。以前は毎朝、出かける前から消耗していました。
変わらなかったこと
変わらなかったこと① 職場の人との関係
「降格したら、周りの見る目が変わるんじゃないか」と、少し心配していました。
でも、実際はそんなことはなかったです。むしろ、変わったのは接し方の「方向」でした。
管理職のころは、どうしても「管理する側」として人と接していました。意識していなくても、立場がそうさせていた部分がある。今は同じ現場で働く人間として、フラットに接するようになりました。上下の関係はもちろんありますが、上から目線にならないよう、気をつけながら。
それが自然にできるようになってきたのは、降格してよかったことのひとつだと思っています。
変わらなかったこと② 仕事への姿勢
役職は変わっても、「いい加減にやっていい」とは思っていません。
目の前の作業を丁寧にやることは、管理職だったときと変えていないつもりです。「降格したから手を抜こう」とはどうしても思えない。これはぼくの性格なんだろうな、と思います。
良いのか悪いのかはよくわかりませんが、今のところはそれでやれています。
3ヶ月経って気づいたこと
管理職を外れてみて、あらためて感じたのは、「自分に合った仕事量がある」ということです。
以前は「もっとできるはず」「やらなきゃいけない」と自分を追い込んでいました。でも、体が限界を超えたとき、それが崩れた。

今の仕事量は、「無理をせずに続けられる量」です。物足りなく感じることもあるかもしれないけれど、長く続けられることの方が、今のぼくには大切だと思っています。
おわりに
降格は、「失敗」でも「逃げ」でもなかったと、今は思います。
自分の体と相談しながら、長く働き続けるための選択だった。その答えを、3ヶ月という時間が少しずつ証明してくれている気がします。
同じように、役職を手放すか迷っている方がいたら、「そういう選択肢もある」と、このブログが小さなヒントになれたらうれしいです。
📝3ヶ月で変わったこと・変わらなかったこと まとめ
✅ 変わったこと:責任の範囲が明確に/帰宅時間が早まり「自分の時間」ができた/朝が怖くなくなった
🔄 変わらなかったこと:職場の人間関係(むしろフラットに)/仕事への丁寧さ
ぼちぼちいきましょう。
