
このブログでは、適応障害と診断されたぼくが、休職・復職・転職を経験するなかで感じたことを、正直に書いています。
今回は「復職して1週間がたった今、どんなことを感じているか」について振り返ってみました。
同じように、これから復職を控えている方、あるいは休職中で今後のことを考えている方の参考になればうれしいです。
優しさに救われた1週間
復職して最初の週。
正直、「ちゃんと働けるのかな…」という不安が強く、初日は内科で処方された不安をやわらげる薬を飲むほどでした。
でも、やれる範囲の業務から始められたこと、そして職場のみなさんがあたたかく接してくれたことで、なんとか1週間を乗り切ることができました。
「無理しないでくださいね」
「しんどかったら、すぐ言ってください」
「戻ってきてくれてよかったです」
そんな言葉に救われました。
とくに、普段あたりの強かった上司も、自分に対しては丁寧に接してくれて、それもありがたかったです。
ただ、みんなが気をつかってくれているのを感じると、少し罪悪感や焦りも出てきました。
「休んだ自分が、ちゃんとやらなきゃ」と。
でも主治医からは、「焦ったらぶり返すから、今はまだ“慣らし運転”くらいの気持ちで」と言われていたので、自分の中で気持ちを切り替えました。
“今できることを、無理のない範囲で”――それを大切に過ごしました。
不安や集中力の低下、まだ完全には戻っていない自分
朝の不安は初日だけでしたが、仕事中にふと不安が強まる瞬間はありました。
そんなときは、無理にがんばらずにペースを落とし、少し深呼吸してからまた作業に戻る。
その繰り返しでした。
集中力も、まだ完全には戻っていませんでした。
ちょっとした判断に迷うことがあったり、いつもならすぐできる作業で手が止まったり。
「やっぱりまだ治ってないんだな」と感じる場面が何度かありました。
でも、それも今の自分の“現状”として受け入れるようにしています。
そのうえで、「少しでも進めた自分、よくやった」と声をかけるようにしています。
面談がなかったこと、これからのこと
復職にあたって会社側との面談は特になく、「しばらくは様子を見ながら仕事をしていこう」という感じでした。
役員にあいさつをしたときも、「無理せずにね」と声をかけてもらえて、ありがたかったです。
ただ、面談がなかったことについては、少しだけ気がかりな部分もあります。
こちらの状態や希望を言葉で伝える場がなかったので、「今後どういうふうに働いていくのがいいのか」を、自分なりに考えながらやっていく必要があるなと感じました。
土日はどっと疲れが出た
1週間働き終えたあとの土日は、体がかなり重たく、少し症状も出ました。
「ああ、これはまだまだ無理は禁物だな」と、実感。
でも、そうやって“無理を感じられる感覚”が戻ってきたのは、以前よりもよい兆しかもしれません。
おわりに
正直、完璧な1週間ではありませんでした。
でも、そんな中でも「なんとか過ごせた」ことが、今の自分にとっては十分な成果です。
自分のペースでやっていけばいい。
そして、調子が悪くなったら、また立ち止まればいい。
焦らず、比べず、ちゃんと休みながら進んでいくこと。
それが、いまのぼくにとって一番大事な働き方です。
ぼちぼち行きましょう
関連リンク
👉 復職初日。薬を飲んで、それでも一歩を踏み出した日
復職初日の記事です。あわせて読むと、復帰後の様子がよりイメージしやすくなるかと思います。